俺が最近カミナリに打たれたレベルで感動した話。
みなさんこんばんは。
今日は「毎日をハッピーに過ごすには?」の後編を書こうかと思ったんだけど、前回の内容でもうちょっと書き足したいな~と思うとこがあったから今日は補足編で!
ちなみに皆さんにはどうしようもなくムカつく人が周りにいないだろうか?
いちいち嫌味を言ってくるとか、挨拶しても無視してくるとか、自分だけ仲間外れにしようとしてくるとか、、
たぶん色んな人と関わっていれば、自分のことを嫌ってるような人が1人や2人いると思う。
こういう人たちへの対処法として前回の、
自己受容(ありのままの自分を受け入れ、それに自信をもつ)と
他者信頼(他者を競争相手ではなく仲間だと信頼する)
だけじゃちょっと物足りないのでは?と疑問を持ったのだ。
どんなに自分に自信を持ってて他人を仲間だと考えられても露骨な嫌がらせとか、理不尽に罵倒されたらさすがにイラッとするし嫌な気持ちになるなよね(笑)
てことでこの困難を解消する方法として最近たまたま見つけた方法をシェアしたいと思って今日は書いていくぜい!
おれにそのヒントをくれたのは
実は以前お坊さんの修行に行ってた友達と話す機会があって、その時にこの漫画を勧められたんだよね。
この中に俺がカミナリに打たれたレベルで気づきを得たシーンがあったのでそれを紹介しよう。
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それはブッダがピッパラの樹の下で修行をしていた時の話。
ブッダの前に「ヤタラ」という奴隷の大男が現れ、ブッダに対してこの世の理不尽さへの怒りをぶつけるシーンである。(メッセージ・フロム・ブッダ - エピソード)
話を聞けばこの大男(ヤタラ)は、幼少期に実の両親を「奴隷のくせに生意気だ」という理由だけで上流階級の人に殺されたのだという。
その後ヤタラは悲しみを背負いながらも、「ルリ王子」という奴隷の母親を持つ王子にその強さを気に入られ傭兵として働くことになった。
そしてヤタラは王宮内の奴隷小屋で働いていたルリ王子の実の母親と仲良くなる。(この母親はある事情で奴隷という身分を隠して王様と結婚させられ、ルリ王子を産んだ。しかし出産後に奴隷の身分がばれてしまったため、奴隷小屋で働かされていた。)
ヤタラはこのルリ王子の母親を第二の母親のように慕うようになったのだ。
しかしこの奴隷小屋で疫病が発生し、ルリ王子は疫病の伝染を防ぐために自分の母親共々この小屋を焼き払うよう命令する。
奴隷小屋が燃えているのを見て、ヤタラは急いで母親を助けに行きなんとか小屋から救出する。しかし、すでに衰弱していた母親はその日のうちに死んでしまうのだ。
ヤタラは実の両親も殺され、第二の母親もその実の息子であるルリ王子に殺されてしまったわけです。
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そしてここからのブッダとヤタラの対話が今日の核なのだ。
ヤタラはブッダに対して世の中への怒りをぶつける。
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ヤタラが「この世で自分ほど不幸な人間はいない」とブッダに訴えると
ブッダは「死んでいったお前の両親や第二の母親、奴隷小屋の人たちのほうが不幸ではないのか?」と答える。
さらにヤタラは「それなら実の母親を殺したルリ王子はこの世で一番ひどい男だ、許せない!」とブッダに怒りをぶつけると
ブッダは「お前はルリ王子の気持ちを考えたことがあるか?王子でありながら奴隷から生まれたということで彼がどれほど苦しんだだろうか?国を疫病から守るため実の母を殺すよう命令したとき、彼がどれほど苦しんだだろうと考えてみたか?」と問い返す。
これを聞きヤタラは膝から崩れ落ちるのであった。
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この一連のやり取りになんと真理が詰め込まれていることだろうか!(読みながらカミナリが走ったね~笑)
つまり、
「自分が誰かから傷つけられたと感じているとき、一度その相手の気持ちを考えてみてごらん。自分以上に相手のほうが傷ついているかもしれないぞ!」
ってことなんだよね。
例えば、誰かがあなたに対して無視を決め込んでるとしたらその人はあなたに会うたびにどんな気持ちになるだろうか?
たぶん罪悪感とそれでもあなたと話したくないという葛藤でめっちゃ苦しいはず。あなたが無視されて嫌だな~と感じてる数十倍つらい思いしてるよね。
毎回嫌味を言って来る人はどうだろうか?
たぶんあなたに対する劣等感とか嫉妬、嫌味言うのを抑えられない罪悪感でこっちの数十倍苦しいだろう。
この他にも約束の時間に遅れてくる友達とかはどうだろうか?
たぶんあなたに対する申し訳なさとか、自分に対する自己嫌悪でこっちのイライラしてるマイナスの何倍ものダメージを感じてるでしょうよ。
という感じで、、、、この、
「自分が傷つけられている時こそ、一度相手のことを考えてみる」
ということをすると怒りとか嫌な気持ちよりも相手に対するいたわりの気持ち(慈悲の心)が持てるのではないだろうか?というのが今日の最も言いたかったことでした。
ということで意地悪な人や理不尽な人に対しての対処法としてこのブッダ流の考え方をぜひ試してみてほしい。
おわり